知っておきたい社会人の基本挨拶!好感を持たれるポイントを解説

ビジネスマナー

「おはようございます」「お疲れ様でした」など、社会人であれば誰しもが当たり前にしている挨拶です。

ですが、意外ときちんとしていない人も多くいますよね。 それは、ただ恥ずかしいからだとか、面倒だからという理由ももちろんありますが、挨拶をすることで得られる効果を認識していないからではないでしょうか。

たかが挨拶と軽視していると、後々後悔する可能性がありますよ。私自身、社会人として約10年営業をしてきた経験があります。挨拶が与える影響について、経験談も踏まえながら解説させていただきます。 挨拶の大切さを感じていただける内容になっておりますので、是非最後までご覧ください。

 

 

挨拶がもたらす効果

まずは、挨拶をすることで得られる効果について、下記3つを解説致します。

  1. 相手の心の扉を開けられる
  2. 悪い印象がつかない(大減点がない)
  3. 雑談がしやすくなる

 

相手の心の扉を開けられる

人は誰しも、最初は相手に対して心の扉を開いてはいません。特に初めて会う人、初めて行く現場では、特に分厚い扉に閉じこもります。

その扉をこじ開ける第一歩が挨拶です。

挨拶をすることによって、初めて相手との心理的な距離が近づき、相手の心の扉開けることができるのです。

ここで大事なのは、自分から挨拶をすることです。

言われて返すのは簡単ですが、自分から挨拶をするのは”勇気”が入ります。勇気を出して挨拶をしてみると、自分に自信を持つことにも繋がり、相手の印象も良くなるため、一石二鳥の効果があります。

前提として挨拶をして嫌な気持ちになる人は誰もいない。ということを念頭に置いて、安心して一言挨拶をしてみて下さい。

 

悪い印象がつかない(大減点がない)

前述している通り、挨拶は好印象に繋がる行動の一つです。

しかし、挨拶が当たり前にできている会社にとっては、ごくごく当たり前の行動に過ぎません。むしろ、 挨拶をしないことで悪い印象がついてしまう可能性があります。

上司が部下に対する評価を決める際、業績や行動の実績に基づいて評価するのはもちろんですが、部下自身の人間性や仕事に対する姿勢等の印象面でも評価が左右されることは少なくありません。

ある意味、仕事が上手くいっていない時でも挨拶だけはしっかりやってみましょう。 挨拶にスランプはありません。できることだけはしっかりとやっていると見てくれてる人は必ずいて、きっといい結果に繋がるでしょう。  

 

雑談がしやすくなる

挨拶はコミュニケーションの基本とも言われます。

挨拶をすることで、 相手の顔色や体調の変化などにも気づく事ができます。その変化に気づき、是非挨拶に一言添えてみてください。

おはようございます、今日は暑いですね

おはようございます、髪切りましたか

おはようございます、焼けましたね

おはようございます、飲み過ぎですか

おそらく、一言添える際に、話を広げなきゃと考えたりもすると思いますが、そこまでプレッシャーに感じる必要はありません。あなたが相手と挨拶をして、少し会話ができただけで十分です。挨拶の延長ですので、無理して話を盛り上げなくて大丈夫です。

挨拶から始まる雑談を続けていくと、周りに伝染していきます。そのうち、活発なコミュニケーションが行われる職場環境に変化していくと思います。環境を変えるには、まずは自分から実践してみて下さい。 

 

挨拶の種類について

挨拶といっても、色々あります。

「おはようございます」「お疲れ様です」に加え、今回は「ありがとうございます」や「申し訳ございません」等の御礼や謝罪の言葉についても挨拶の一種と捉え、解説させていただきます。

尚、ビジネス文書である時候の挨拶については、今回は割愛致します。

 

社内でよく使う挨拶

まずは、 社内でよく使う挨拶について解説いたします。

「おはようございます」

朝一番の大事な挨拶です。自分としても、「今日も1日頑張るぞ」と気持ちを入れるスイッチでもあります。清々しい挨拶で自分も相手も気持ちの良い1日にしていきましょう。

「お疲れ様です」

ビジネスにおいて1番よく使う挨拶だと思います。よく使いすぎるが故に、言われた側も軽く受け取ることも多いと思います。 たまには、深みのある「お疲れ様です」を言ってみると、言われた側の印象もきっと変わると思います。是非一度試してみて下さい。

「ありがとうございます」

お礼の言葉は、ビジネスにおいて非常に大事な言葉です。 何かを成し遂げたとき、また何かを手伝ってくれたときにかける言葉です。

軽視されがちですが、日々のルーチン業務を手伝ってくれた相手に、都度「ありがとうございます」は言えていますでしょうか。

当たり前のように手伝ってもらっている業務に対しても感謝をすることは大事です。

明日からでも遅くはありません、是非伝えてみて下さい。今後も、お互いにとって非常に気持ちの良いパートナーとなれると思います。

「行ってきます」「行ってらしゃい」

上司や営業の人が外出する際に発する言葉と社内にいる人が声をかける言葉です。

・「戻りました」「お帰りなさい(お疲れ様です)」

外出から帰ってきた人が社内に戻ってきましたよと報告するための言葉と、社内の人が労いの意味を込めてかける言葉です。

この「行ってきます」や「戻りました」の挨拶は、社内にいる人たちが、担当者の在室状況を確認する意味でも必要な挨拶です。社内の人が電話対応において、担当者がいるかいないかを判断をするポイントでもあります

「お先に失礼いたします」

周りの人たちよりも早く業務を終えて帰る場合にかける言葉です。まだ残って業務をされる方へ労いも込めての挨拶になります。  

 

社外でよく使う挨拶

続いて社外でよく使う挨拶です。

 ・「恐れ入ります」

何か頼み事をする時、面倒なことを対応いただく時、そういった場合に相手への申し訳なさを伝えるための挨拶になります。

「申し訳ございません」

相手に対して謝らなければならない時に使う挨拶です。これは自分の失敗だけに限らず、会社としてお詫びする際にも使う言葉です。

「お世話になってます」

これはメールでも直接でも、親しい仲でも、初めて会う人でも、社外の人であれば一般的に冒頭に使う挨拶です。

「ご無沙汰してます」

ビジネスにおいて、久しくお会いしてない。お電話できていない時に使う挨拶です。 「お久しぶりです」と言うのは、社外の人に対しては相応しくないので控えましょう。

「いらっしゃいませ」

お客様が会社に来社された際にお声掛けする挨拶です。お客様がこの会社に対するイメージにもつながる大事な挨拶です。自分と関係のない部署のお客様だからといって無視することのないようにしてください。  

 

好感を持たれる挨拶のポイント

挨拶で好感を持たれる人は、以下のことを自然と実践して挨拶をしています。

  1. 自分から挨拶
  2. 目を見て体を相手の正面に向けて挨拶
  3. 笑顔で明るくはっきりと挨拶
  4. 相手の名前や役職をつけて挨拶

 

自分から挨拶

自分から言うのは”勇気”がいることですが、挨拶をされて、嫌な気持ちになる人はいません。自信を持って自分から挨拶をしてみて下さい。

誤った考えですが、自分の方が立場が上だから、挨拶されるのを待っている上司をたまにお見かけします。

愚問ですが、こちらから挨拶をしないと返してくれない上司と率先して挨拶をしてくれる上司、 どちらの方が良い上司に見えるでしょう。

自ら率先して挨拶をする上司だと、部下からも尊敬される良い上司ではないでしょうか。 今からでも是非実践してみて下さい。  

 

目を見て体を相手の正面に向けて挨拶

恥ずかしい気持ちは、わかりますが、相手の目を見て、正面を向いて挨拶をしましょう。

目も合わせず、口だけの挨拶では、相手に向けた挨拶としては不十分です。軽い挨拶をしていると印象付けられます。せっかくの挨拶がマイナス的な印象を与えてしまう可能性もあります。

 

笑顔で明るくはっきりと挨拶

無愛想でボソボソっと話す挨拶もよくありません。相手の目を見ないのと同様、逆にマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。

また、 新型コロナウィルスの流行により、マスクの着用やパーテーション越しに会話をすることも増えてきたかと思います。挨拶以外の会話でも常に意識してほしいですが、笑顔で明るくはっきりと話すことは、相手に非常に良い印象を与えます。

 

相手の名前や役職をつけて挨拶

これは非常に効果のある実践方法です。

「おはようございます」や「ありがとうございます」などの挨拶の前に、役職や名前をつけてみて下さい。思っている以上に相手があなたに感じる印象の効果は大きいと思います。

山口部長、おはようございます

田中さん、ありがとうございます

原さん、お疲れ様でした

自分が言われた時、どう感じますか。普通の挨拶よりもなんだか嬉しいですよね。これは非常にオススメのテクニックです。

 

 

まとめ

今回は社会人の基本挨拶について解説しました。

挨拶はできて当たり前と言われますが、印象の良し悪しの差が出るのは挨拶です。

簡単に見えて奥は深いです。改めて、挨拶の大切さを実感いただき、明日から実践してみて下さい。  

尚、あなたがお勤めのお仕事の業態や相手の年齢にもよるかも知れませんが、フランクな挨拶を好む人もいるということをお忘れないように。

今回の記事は以上です。

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